品質検査体制

「完全(パーフェクト)」とは、「実現し続ける現実」

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検査課での検査

MRTでは各部署毎に検査を実施し、最後に検査課での検査を経て出荷されます。検査課では、抜き取り検査ではなく、全品検査を実施しています。製品の要求精度に応じて、マイクロメーターの検査だけではなく、光学式測定器、非接触式測定器といった最新鋭の検査機器を用いた検査も実施しております。

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square「クレームゼロ」は目指すものではなく、実現し続けるもの。

寸法に関するお客さまからのクレームは、確か、10数年前に一度あったような記憶があります。「要求した厚さではない」というご指摘でした。けれど、送り返されてきた製品を再検査しましたら、ちゃんと公差の範囲内でした。そのお客さまの計測に手違いがあったようです。その旨ご報告申し上げ、ご了解いただきました。私が経験した寸法に関するクレームは、その時が最後です。お客さまの手元に届く製品は、すべてパーフェクトなものであってあたりまえ。それが MRTの基本中の基本です。

square「貴精密」がMRTの品質基準です。

ちょっと挑戦的な言い方になりますが、MRTは、品質マネジメントシステム・ISO9000シリーズを取得していませんし、これから取得する予定もありません。私たちはISO基準を凌ぐ、品質管理およびそのマネジメントシステムを構築・実践していると考えており、数多くのお客さまからもそのような評価をいただいているからです。
MRTは、「貴精密」という独自の品質管理基準を持ち、実行している会社なのです。私は、まだまだ検査の精度を上げていきたい、磨き上げていきたいと考えています。それがこれからもお客さまの期待に応え信頼を維持していく道だと考えているからです。

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square「ひとり立ち」まで3年。今日も工夫を重ね、進化しています。

検査のやり方や機器の操作をおぼえるまで半年。ひとつのロットの製品検査を任せられる、つまりひとり立ちできるようになるまで3年。MRTの品質管理を行なうには、それだけの時間と修練の積み重ねが必要です。また、検査知識の向上だけではなく、MRTの製品を熟知していることが精度の高い検査を保証しているのです。入社して10年になりますが、このごろようやく製品の「肌理(きめ)」が分かるようになり、私も進歩したなと嬉しく思いました。
MRTでは、検査すべき項目は決まっていますが、その手順は各人の裁量に任せられています。つまり自分で考え工夫しながら熟達していくのです。
昨日より今日、今日より明日。毎日新しい自分なりの<技>を見つけ、積み重ねる――私たちは「日々進化する品質管理」部門です。

square検査済みのサインは、ひとり一人の責任の証。

不良品が見つからなかったときは、「さすがMRTのものづくり!」と誇らしい気持ちになります。しかし、不良品が見つかったときは、複雑な気持ちです。「見つけた。やった!」という嬉しさ、逆に、「一所懸命つくっている現場の人に申し訳ない」という思い、そして「MRTの『貴精密』を今日も守り通せた」という安心感――そんな思いが交錯します。
MRTでは検査が終了すると、検査担当者が自分の名前をカードに書き込むことになっています。これは私にとっていつも神聖な儀式。たった一行のサインですが、そこにはいろんな思いが込められているのです。

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square包んでいるのは、「品質」です。

検査が終わった製品は、オイルに漬け込まれ、ひとつひとつ手作業で梱包され、お客さまのもとに届けられます。私が担当している「梱包」は、MRT"最後の工程"。たとえ製品そのものに問題はなくとも、枚数が違っていたり、違う種類の製品が混入していたら、もはや『貴精密』ではなくなるわけですから。この赤いパッケージは、あらゆる意味での「パーフェクト」の証。包んでいるのは「品質」であり、「信頼」というお客さまへの約束であり、そして『貴精密』の精神そのものでもあるのです。

square「心配り」は、進化のための原動力。

このようにしてお客さまのお手元に届けられた製品。
はたしてお客さまは、私たちの製品を無事に取り扱うことができただろうか。そんなことも私たちの心配ごとのひとつです。というのは、私たちの製品の中には少し触れただけで刃先がこぼれてしまうようなデリケートなものもあるからです。運送中の振動や衝撃から製品を守るだけでなく、お客さまも安全に問題なく取り出せる――そのような製品パッケージの開発にも力を注いでいます。
工場を旅立っていった製品の「その先」への心配、お客さまへの心配、そんなちょっとした心配りが、私たちの日々の工夫と進化を促す原動力となっています。